本家☆にょじやまラーメン(音楽味)

ビートルズを中心に、音楽素人のディスクレビューです。

THE BEATLES:With The Beatles

Money (That's What I Want)

アルバムのラストナンバーは、前作『Please Please Me』に引き続きカバー曲です。オリジナルはバレット・ストロングが1960年に発表し、アメリカのチャートで23位を記録しています。

Not A Second Time

このブログを始めてから何度か書いていることですが、ビートルズらしさとは何かと考えると、ジョン、ポール、ジョージの3声のヴォーカルだと思っています。

Devil In Her Heart

アメリカの黒人女性グループ、The Donaysのシングル「Bad Boys」のB面曲をカバーしました。The Donaysはこのシングル曲を発表したのみで解散しており、グループとしては成功したとは言えませんが、ビートルズがカバーしたおかげで後世まで名を残すことになり…

I Wanna Be Your Man

ローリング・ストーンズの2枚目のシングル用に提供した曲のセルフカバーです。ストーンズにこの曲を提供した経緯はWikipediaに詳しく書かれているので、そちらを見ていただければと思います。ストーンズに提供した曲ではありますが、レコーディングしたのは…

You Really Got A Hold On Me

オリジナルはスモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズが1962年11月にリリースして、ビルボートのシングルチャートのトップ10に入るヒットとなりました。かなりオリジナルに忠実に演奏しており、オリジナルとの違いと言えば、サックスが入ってないのとフルエ…

Hold Me Tight

1963年2月11日、アルバム『Please Please Me』のレコーディングの際13テイク録音されました(そのうちテイク9以降は、テープ編集用のテイク)。結局アルバムには収録されず、アルバム『With The Beatles』用の曲として再度レコーディングされることになりま…

Roll Over Beethoven

レコードでは、この曲からB面です。ビートルズのメンバーがチャック・ベリーに強く影響を受けたであろうことは、後に発表された『Live At The BCC』で彼の曲を数多く演奏していることから窺い知れます。しかしながら、彼の曲で正式にレコーディングされたの…

Please Mr.Postman

アルバムのA面ラストを飾るのは、「Till There Was You」に引き続きカバー曲です。オリジナルはモータウン・レコード所属のマーヴェレッツのデビューシングルです。

Till There Was You

アルバム6曲目にして、カバー曲が初めて登場します。オリジナルはブロードウェイ・ミュージカル「The Music Man」の挿入歌ですが、ビートルズはPeggy Leeのカバー・バージョンを参考にしたと言われています。

Little Child

この曲も「Don't Bother Me」と同じく、1963年9月11日と12日にかけてレコーディングされています。9月11日のレコーディングでは2テイクだけ演奏、第3テイク以降は12日にレコーディングして完成させています。

Don't Bother Me

ジョージ初のオリジナル曲です。

All My Loving

1963年7月30日「It Won't Be Long」の次に録音されました。第11テイクにオーバーダビングの第14テイクを重ねたものがマスターテープになっています。

All I've Got To Do

ジョンによる「アーサー・アレクサンダー3部作」の最後を飾るナンバーは、ジョン自ら書き上げたオリジナル曲です。ちなみに他の2曲は「Anna(Go To Him)」と「Soldier Of Love」です。

It Won't Be Long

元々はシングルを想定して作られた曲でしたが、シングルカットは見送られてアルバム収録曲に収まりました。レコーディングは7月30日に行われ、オーバーダビングも含めた23テイクのうち2つのテイクを編集して完成しています。

『With The Beatles』(アルバム)

イギリスの『メロディメーカー』誌のアルバムチャートの1位を30週連続で守り続けていた『Please Please Me』を引きずり落したのが、この『With The Beatles』でした。