本家☆にょじやまラーメン(音楽味)

ビートルズを中心に、音楽素人のディスクレビューです。

You're Going To Lose That Girl

映画『Help!』挿入歌の中で非常に人気の高い曲です...と勝手に思ってますが、実際のところどうなんでしょう。自分がこの曲大好きなんで、きっとみんなもそうに違いない!と思い込んでます(苦笑)。映画ではレコーディング・スタジオでの演奏シーンに使わ…

ミスタームーンライト

「伝説のライブの知られざる裏側を描くドキュメンタリー」ってことですが、日本公演だけでなくそれよりもっと前、ビートルズが日本に紹介された頃まで遡って、それに関わってきた人達のインタビューで構成されたドキュメンタリーです。登場してきた方たちの…

Another Girl

「I Need You」と同じく、映画『Help!』のサウンドトラック盤のためのレコーディングの初日に録音されており、レコーディング順では「I Need You」の前です。1テイクでレコーディングは終了していますが、一発録りでレコーディングが終了した訳ではありませ…

I Need You

『With The Beatles』から3枚ぶりに収録されたジョージのオリジナル曲です。アルバムで数えると3枚ぶりですが、期間で数えると約1年半なので、それほど期間が空いてる訳ではありません。映画『Help!』のエンディング、「セビリアの理髪師」をバックにジョン…

John Lennon 音楽で世界を変えた男の真実

先日公開された映画「John Lennon 音楽で世界を変えた男の真実」を観てきました。正直この映画のことは全く知りませんでしたが、はてなブログの購読リストに登録している方の記事から情報を入手できました。限られた劇場でしか公開されてないところ、近場に…

You've Got To Hide Your Love Away

ビートルズ解散後のジョンの楽曲には、まず歌詞が出来てメロディは後追いで付け足したんだろうなってものが多いのですが(あくまで個人的な意見です)、その先駆けとも言える曲ではないでしょうか。ひょっとしたらメロディが先に出来ていたかもしれませんが…

The Night Before

アルバム『Help!』におけるポールの作風の変化を端的に表している曲ではないかと思います。これまでにポールが書いたロック色の強い曲に共通するブルース臭が排除されて、スタイリッシュなロックと言えば褒め過ぎかな(笑)。映画では野外のレコーディングの…

Revolver Special Edition

今年は『Get Back』のメディア版が発売されたので、まさかスペシャル・エディションが年内に発売されるとは思いもしませんでした。『Revolver』はビートルズの全作品の中でも特に好きな作品の1つなので、スペシャル・エディションの発売は狂喜乱舞したいので…

Help!

ビートルズの2本目の映画、および映画のサウンドトラック盤のタイトルソングです。1本目の映画『A Hard Day's Night』と同じく、タイトルが先に決まって、それに合う曲をジョンが作曲しました。メッセージソングとしても一定の評価を得ていますが、前述の通…

『Help!』

A面が映画のサウンドトラック、B面が映画に使用されなかった曲という構成は『A Hard Day's Night』と同じですが、アルバムを聴いての印象は全然違います。『A Hard Day's Night』が初期のビートルズの総決算とでも言うべき内容でしたが、今作は自分たちが次…

I’m Down

リトル・リチャードの作風を意識してポールが作曲したと言われており、彼らがカバーした「Long Tall Sally」の影響を強く感じます。似たようなテイストではありますがメロディそのまんまではなく、いわゆるオマージュの範囲内ではないでしょうか。「Long Tal…

Every Little Thing

先日このブログの更新履歴を確認したら、『Beatles For Sale』のレビューにこの曲が抜けていることに気付きました(汗)。一応レビューは書き終わっていて、後はアップするだけだったのですが、うっかり「I Don't Want To Spoil The Party」のレビューをアッ…

Bad Boy

ビートルズのレコードのアメリカでの販売元であるキャピタル・レコードは、英国オリジナルのビートルズのアルバムに関係なく、勝手に編集盤をバンバン発売していました。アルバム『Beatles For Sale』の発売から約半年経過し、キャピタル・レコードは新しい…

Yes It Is

シングル「Ticket To Ride」のB面曲で、英国オリジナルのアルバムには収録されていません。これまでのシングル曲は、A面がアルバムに収録されたらB面も収録されるし、A面がアルバム未収録であればB面も未収録だったのですが、「Yes It Is」はB面のみアルバム…

Everybody's Trying to Be My Baby

今までカール・パーキンスのオリジナル曲だと思っていたのですが、作曲したのはレックス・グリフィンと言われています。「レックス・グリフィンって誰?」なのに加え、自分が知ってる「Everybody's Trying to Be My Baby」とは全然違います。ビートルズがカ…

What You're Doing

アルバム中、最もレコーディングが難航した曲です。1964年9月29日にレコーディングしたものの翌30日にリメイクされて、10月26日に再度リメイクされてようやく完成しました。10月26日は『Beatles For Sale』のレコーディング最終日で、その日の最後にレコーデ…

I Don't Want To Spoil The Party

アルバム『Beatles For Sale』を語る時、常套句のようにカントリーミュージックからの影響が登場しますが、アルバムに収録されたオリジナル曲にその影響を強く感じさせる曲はそんなに多くありません。このアルバムのレコーディングでジョージがメインで使用…

Honey Don't

ビートルズに多大な影響を与えた(このアルバム収録曲、こればっかりw)カール・パーキンスの曲のカバーです。オリジナルは「Blue Suede Shoes」のB面としてリリースされたのですが、A面と同系統の曲をカップリングすることに誰も反対しなかったのか不思議…

Words Of Love

ビートルズに多大な影響を与えたバディ・ホリーの楽曲で、ビートルズはデビュー前からビートルズ解散後も彼の楽曲を数多く演奏しました。しかしながら、ビートルズ時代にレコーディングして正式にリリースしたのはこの曲だけでした。バディ・ホリーがこの曲…

Eight Days A Week

レコードでは、この曲からB面になります。シングルカットを念頭に、ポール主導で作り上げた楽曲です。結局シングルの座は「I Feel Fine」に譲ることになりましたが、アメリカではシングルカットされてビルボード誌のチャートで1位を獲得しました。ポールの20…

Kansas City / Hey-Hey-Hey-Hey!

この曲のオリジナルは、1952年にリリースされたリトル・ウィリー・リトルフィールドのバージョンです。リトルフィールドのバージョンは淫靡な雰囲気が漂っており、ビートルズがデビュー前にレパートリーにしていた「Young Blood」のオリジナル・バージョンを…

Mr. Moonlight

オリジナルはDr. Feelgood & The Internsが発表したシングル「Dr. Feelgood」のB面曲です(ややこしい)。このアルバムに収録されたカバー曲は、基本的にメンバーのアイドルの楽曲が選ばれているのですが、唯一この曲は非常に渋い選曲となっています。ジョ…

I'll Follow The Sun

ポールが10代の頃に書いた曲だそうで、クオリーメン時代と思われる音源をYouTubeで聴くことができます。その音源については歌いまわしとか少々古臭い感じでしたが、このアルバム用にレコーディングするにあたり少しばかり手直ししたと思われます。Aメロの斬…

Rock And Roll Music

ビートルズが多大な影響を受けた、チャック・ベリーのカバーです。オリジナルは1957年に発表されて、ビルボードHOT100の8位まで上がっています。ビートルズの日本公演のオープニング曲として演奏されたことから、リアルタイムで聴いていた世代の方には思い入…

追憶の「レット・イット・ビー」と「ドント・レット・ミー・ダウン」

3月13日の夜、TRICERATOPSの和田唱のツイートで松村雄策氏が亡くなったことを知りました。生前、和田唱と面識があったことにも驚きましたが、自分の音楽生活に多大な影響を与えた松村氏の死はとてもショックでした。数年前に脳梗塞で倒れたことは知っていま…

『ザ・ビートルズ:Get Back ルーフトップコンサート』

「Get Back」は結局3回観て、きりがないのでディズニープラスを解約したのですが、ルーフトップコンサートを劇場で観れるというナイスな企画、これを見逃すと一生後悔すると思い、本日行って参りました。蔓延防止なんちゃらの最中にもかかわらず、場内はほぼ…

Baby's In Black

アルバム『A Hard Day's Night』が発売されてから約一か月後、1964年8月11日に次のアルバムのためのレコーディングが開始され、最初に録音されたのがこの曲でした。この曲のモチーフになっているのが、アルバム『With The Beatles』のアルバムジャケットでお…

I'm A Loser

レコーディングは1964年8月14日に行われ、8テイクでその日のうちに終了しています。YouTubeでこの曲の初期テイクを聴くことができますが、イントロとエンディングが違うくらいで、楽曲の構成はほぼ完成版と同じような感じになっています。作曲者のジョンが事…

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アルバムのオープニングにしては渋すぎる曲で、前の3枚のアルバムとは明らかに雰囲気が異なります。愁いを帯びたメロディラインはこれまでの作品にはないもので、ビートルズが次のステップに向けて走り始めたことが伝わってきます。レコーディングは1964年9…

『ザ・ビートルズ:Get Back』

劇場上映予定だったのがネット配信に変わった時は落胆しましたが、完成品を見て「ネット配信で大正解」と180度評価を変えてしまいました(爆)。3部作で約8時間の大ボリュームも、ネット配信でなければ実現できなかったでしょう。余計な演出を一切いれなかっ…