先日公開された映画「John Lennon 音楽で世界を変えた男の真実」を観てきました。正直この映画のことは全く知りませんでしたが、はてなブログの購読リストに登録している方の記事から情報を入手できました。限られた劇場でしか公開されてないところ、近場にその劇場があったのはラッキーでしかありません。ビートルズ映画あるある、周りのお客さんは自分より年長の方ばかりで、「自分なんかチェリーボーイ」今回も感を味わうことができました(笑)。
ビートルズがデビューするまでの期間にジョンと親交のあった人たちのインタビューを中心に、ジョンの人となりを紹介したドキュメンタリーと言った感じです。ジョンの幼馴染やクオリーメンのメンバーが登場してきて、その健在ぶりにシンプルに驚きましたが、イギリス本国の公開時期(2018年)と時間的なズレがあるので、ひょっとしたらお亡くなりになった方もいるかもしれません。有名なミミ叔母さんと暮らすまでに紆余曲折があって、幼少期の複雑な家庭環境がジョンの人格を形成したことに疑いの余地はありません。ビートルズ業界であまり評判の良くない父親のフレッドについて、留守がちだったのは当時の船乗りが生計を立てるため一般的だったこととか、母親のジュリアがかなり自由奔放な性格で、DNAが強くジョンに引き継がれてることが分かりました。学生時代を通して、ジョンは基本的にあまり近寄りたくないタイプの人間だったけど、ハマる人にはとても魅力的で強い影響力を与えていたようです。映画『Get Back』のジョンの立ち居振る舞いは、学生時代そのまんまなんだろうと思います。ポール・マッカートニーやジョージ・ハリソンという天才が、同じ時代に同じ地域に住んでいただけでなく、破天荒で型破りなジョンと共感して行動を共にできたことは奇跡的としか言いようがありません。
見たことない写真、知らなかったエピソードがふんだんに盛り込まれて、自分はとても楽しめた映画でした。