本家☆にょじやまラーメン(音楽味)

ビートルズを中心に、音楽素人のディスクレビューです。

浅井愼平 60th写真展 HELLO GOODBYE

先週、夏休みをもらって東京に行った際、三越本店で開催中だった浅井愼平氏の写真展を運よく見ることができました。ビートルズが東京に滞在中、ヒルトンホテルと武道館での様子が捉えられています。武道館はともかく、ホテル滞在中も見知らぬ人たちが入り込んで、ビートルズのメンバー達の気が休まる時はなかったんだろうなと思います。

2年前のポールの写真展でもホテル滞在中の様子が捉えられてましたが、その時と同様にホテル内ではみな穏やかな表情をしていました。知らん奴がいっぱい入り込んでいる状況で、あまりバカ騒ぎはできないか(笑)。ただポールの写真展の時と違うのは、穏やかな表情の奥の孤独感というか疲労感が滲みでていて、これ以上ツアーを続けるのは無理だったんだろうなというのを強く感じました。

今まで思い違いをしていたことに気づいたのですが、日本公演の最終日の7月2日に日本を経ったのではなく、翌7月3日に出発したことをこの写真展で初めて知りました。ホテルと武道館の行き来だけで退屈だったかもしれないけど、フィリピンやアメリカで彼らの身に起こったことを考えると、日本滞在中は静かに過ごせたことだけは良かったなぁと思った次第です。

 

I Am The Warlus

1967年8月27日にマネージャーのブライアン・エプスタインが亡くなった後、ビートルズが活動を再開して最初に取り組んだのが、「I Am The Warlus」のレコーディングでした。レコーディングを開始したのが1967年9月5日、エプスタインの死のショックからかスタジオの雰囲気は良くなかったようです。アコースティック・ギターの弾き語りで披露されたジョンの新曲は、メンバーとジョージ・マーティンを大いに困惑させました。ジョンに感想を求められたジョージ・マーティンは「一体これで僕に何をしろっていうんだ?」と答えるのが精一杯でした。また"pornographic priestess"や"you've let your knickers down"など歌詞の卑猥な表現(ジョンは否定していますが)を、ジョージ・マーティンは容認できなかったようです。唯一、ジェフ・エメリックだけは、この曲にポジティブな印象を受けたようです。

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Hello Goodbye

「All You Need Is Love」の次のシングルとして、イギリス本国では1967年11月24日にリリースされました。「Our World」用に書かれたという説も目にしますが、真偽の程は定かでありません。「All You Need Is Love」のレビューで書きましたが、「世界中の誰が聴いてもわかりやすいテーマの曲」というBBCからの要望にピッタリの曲ではあると思います。英語圏以外の人にも分かりやすいシンプルな歌詞が功を奏したのか、米英以外の国のチャートでも軒並み1位を獲得しました。特にイギリスのシングルチャートでは、「She Loves You」以来となる7週連続1位の好成績でした。

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GOTOWN FREAK 京都磔磔2026

「GOTOWN FREAK 京都磔磔2026」に行ってきました。

西寺郷太と和田唱が、対バン形式とコラボの演奏を披露する120分のステージでした。この手のイベントならではの空気感であったり、普段と違うレパートリーを存分に楽しむことができました。2人ともマイケル・ジャクソン好き、ポール・マッカートニー好きという共通点があり、彼らの楽曲をステージでも披露してくれました。「The Girl Is Mine」「Take It Away」「Smooth Criminal」いずれも良かったのですが、3ピースの構成(ベース、ドラム、キーボード)でオリジナルのテイストを再現した、「Take It Away」が特に良かったな。

磔磔ならではの空気感もあいまって、音楽の楽しさを満喫できた素晴らしいライブでした。

 

Baby, You're A Rich Man

1967年5月初旬に新作映画『Yellow Submarine』制作の契約が締結され、映画用の曲として最初にレコーディングしたのが「Baby You're A Rich Man」でした。1967年5月11日のレコーディングは急遽予定が決まったため、EMIスタジオを抑えることができませんでした。そこで、オリンピック・サウンド・スタジオでレコーディングすることになりました。この流れは「All You Need Is Love」と同じですが、レコーディングの順番としてはこっちの方が先です。「All You Need Is Love」のレビューでも触れましたが、8トラックマシンなど最新設備が導入されていたのに加え、スタジオやコントロールルームの内装および調度品など、ビートルズにとって魅力的なスタジオだったようです。ただしEMI系列のスタジオではなかったため、EMI所属のエンジニア(ジェフ・エメリックやリチャード・ラッシュなど)は参加することができず、オリンピック・サウンド・スタジオ所属のエンジニアが代わりを務めました。

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All You Need Is Love

1967年6月25日から26日にかけ放送された「Our World」に出演したビートルズが演奏した曲です。世界24か国で放送された「Our World」は、イギリスのBBCがキーステーションでした。ビートルズはイギリス代表として出演し、新曲のレコーディング風景を放送することが契約として交わされました。アルバム『Sgt.Pepper』レコーディング期間中に、ブライアン・エプスタインが珍しくスタジオにやってきてメンバーに伝えたのですが、メンバーの反応は薄くブライアンは落胆したそうです(苦笑)。新曲に対するBBCからの注文は「世界中の誰が聴いてもわかりやすいテーマの曲」でした。ジョンが持ち込んだのが「All You Need Is Love」、一方ポールが持ち込んだのが「Your Mother Should Know」でした。世界初の多元衛星中継の番組であったり、ビートルズがイギリスの代表であったり、ポールがハリキリそうなシチュエーションだと思うのですが、創作意欲が落ちていたはずのジョンの方が強力な曲を持ち込みました。

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『ポール・マッカートニー:マン・オン・ザ・ラン』

2月だったかの劇場上映は行けなかったのですが、アマゾン・プライムで観ることができました。ビートルズ解散後からウイングス解散までの10年間にフォーカスした、ポールのドキュメンタリー映画です。結論から申し上げると、それはもう最高でした。見たことのない映像が大半で、その中にはプライベートの映像も多く含まれており、ビデオが気軽に撮れるスマホなどなかった時代に、これだけ映像記録が残っていることに感動します。映像に挿入されるコメントも、ポールはじめ当事者のものばかりで、作品のリアリティに深みが増しました。恥ずかしながら監督のモーガン・ネヴィルのことは全く知らないのですが、一級品の素材を使ってストレスなく楽しめる作品に仕上がったのは、間違いなく彼の手腕によるものでしょう。

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