本家☆にょじやまラーメン(音楽味)

ビートルズを中心に、音楽素人のディスクレビューです。

I’m Down

リトル・リチャードの作風を意識してポールが作曲したと言われており、彼らがカバーした「Long Tall Sally」の影響を強く感じます。似たようなテイストではありますがメロディそのまんまではなく、いわゆるオマージュの範囲内ではないでしょうか。「Long Tall Sally」にとって代わって、コンサートのラストナンバーとして演奏されるようになります。ところがどういう訳か、彼らの最後のコンサート・ツアーとなった1966年のアメリカ・ツアーでは、「Long Tall Sally」がラストナンバーとして演奏されています。

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Every Little Thing

先日このブログの更新履歴を確認したら、『Beatles For Sale』のレビューにこの曲が抜けていることに気付きました(汗)。一応レビューは書き終わっていて、後はアップするだけだったのですが、うっかり「I Don't Want To Spoil The Party」のレビューをアップしていました(爆)。

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Bad Boy

ビートルズのレコードのアメリカでの販売元であるキャピタル・レコードは、英国オリジナルのビートルズのアルバムに関係なく、勝手に編集盤をバンバン発売していました。アルバム『Beatles For Sale』の発売から約半年経過し、キャピタル・レコードは新しいビートルズの作品の発表を急ぎました。キャピタル編集の『Beatles For Sale』の収録から漏れた曲などをかき集めたものの、当時のアメリカのレコード業界標準の12曲にあと2曲足りないことから、キャピタル・レコードはビートルズに新曲2曲を要請しました。そこでビートルズはデビュー前に演奏し慣れたカバー曲2曲をレコーディングし、その2曲を収録したキャピタル・レコード編集のアルバム『BeatlesⅥ』が発売されました。この時に録音した2曲が「Dizzy Miss Lizzy」と「Bad Boy」です。「Dizzy Miss Lizzy」は英国オリジナルの『Help!』にも収録されましたが、「Bad Boy」は1966年に発売されたベスト盤『A Collection Of Beatles Oldies』に収録されるまで、イギリスでは未発表でした。

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Yes It Is

シングル「Ticket To Ride」のB面曲で、英国オリジナルのアルバムには収録されていません。これまでのシングル曲は、A面がアルバムに収録されたらB面も収録されるし、A面がアルバム未収録であればB面も未収録だったのですが、「Yes It Is」はB面のみアルバム未収録となったビートルズ史上初のシングル曲となりました。何か偉業を成し遂げたような書きぶりですが、偉業でもなんでもありません(笑)。シングルB面曲のみアルバムに収録されなかったパターンは、この曲のほかには「I'm Down」「Baby,You're A Rich Man」「Don't Let Me Down」「You Know My Name」があります。「Yes It Is」や「I'm Down」に関しては、カバー2曲の代わりにアルバム『Help!』に収録すれば良かったのにって思うのですが、レコーディング当初からアルバムに収録する予定はなかったようです。

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Everybody's Trying to Be My Baby

今までカール・パーキンスのオリジナル曲だと思っていたのですが、作曲したのはレックス・グリフィンと言われています。「レックス・グリフィンって誰?」なのに加え、自分が知ってる「Everybody's Trying to Be My Baby」とは全然違います。ビートルズカール・パーキンスのバージョンを手本にしたのは間違いないと思います。「Honey Don't」に続いて、当アルバム2曲目のカール・パーキンスのカバーですが、録音したのはこっちが先です。アルバムに2曲もカール・パーキンスのカバーを収録するのはどうよと思うのですが(同系統の楽曲だし)、「Honey Don't」を録音したのは『Beatles For Sale』のレコーディング最終日、そんなこと考える余裕はなかったのかもしれません。

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What You're Doing

アルバム中、最もレコーディングが難航した曲です。1964年9月29日にレコーディングしたものの翌30日にリメイクされて、10月26日に再度リメイクされてようやく完成しました。10月26日は『Beatles For Sale』のレコーディング最終日で、その日の最後にレコーディングしたのがこの曲でした。このアルバムに収録されたカバー曲の多くは、少ないテイク数で完成したんですけど、その貯金がなければこの曲完成しなかったかもしれませんね。ボツになった第11テイクはYouTubeで聴くことができます。

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I Don't Want To Spoil The Party

アルバム『Beatles For Sale』を語る時、常套句のようにカントリーミュージックからの影響が登場しますが、アルバムに収録されたオリジナル曲にその影響を強く感じさせる曲はそんなに多くありません。このアルバムのレコーディングでジョージがメインで使用したグレッチ・テネシアンのサウンドとカバー曲の選曲が、カントリーミュージックっぽさを感じさせるのだと思います。そんな中になって「I Don't Want To Spoil The Party」はカントリーミュージックからの影響を感じさせる、数少ないオリジナル曲です。

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