本家☆にょじやまラーメン(音楽味)

ビートルズを中心に、音楽素人のディスクレビューです。

Carole King Home Again Live in Central Park

「1973年、ニューヨークのセントラルパークで行われたキャロル・キングの凱旋コンサート。50年の時を経てよみがえった未発表映像がスクリーンに登場」...だそうです。

実は、動くキャロル・キングを見るのは初めてだったのですが、とても可愛らしい女性であったのがまず驚きでした。と言うか、女性としてむちゃタイプです(笑)。それはともかく、パフォーマーとして非常に優秀だったのが、とにかく印象的でした。彼女がシンガー・ソングライターになる前、ソングライター時代のエピソードで、シンガーやバンドに楽曲を覚えてもらうため、彼女自身が作ったデモテープの出来が良すぎたってのが理解できました。

コンサート前半は『Tapestry』からの選曲を中心としたピアノの弾き語り、後半は『Fantasy』の楽曲をバンドで演奏したのですが、終始キャロルのヴォーカルとピアノが圧倒的でした。アルバム『Tapestry』はバンドも演奏しているのですが、バンドがなくても彼女のヴォーカルとピアノだけで成立することを改めて実感できました。

ピアノの弾き語りによる「You've Got A Friend」でコンサートは終了。ポール・マッカートニーのコンサートの「Golden Slumbers~Carry That Weight~The End」と同じで、この曲に後に演奏できる曲は存在しません。

本当に素晴らしいコンサートでした。