「伝説のライブの知られざる裏側を描くドキュメンタリー」ってことですが、日本公演だけでなくそれよりもっと前、ビートルズが日本に紹介された頃まで遡って、それに関わってきた人達のインタビューで構成されたドキュメンタリーです。登場してきた方たちの大半はポールやリンゴと同年代と思われますが皆さんとてもお元気そうで、これもポールやリンゴが未だに現役でバリバリ頑張ってる影響かなと思います。ビートルズ愛に溢れてる方もいれば、ビートルズの音楽には興味ないんだろうなって方もいましたけど、彼・彼女らが語る大半は聞いたことないエピソードばかり。当時の日本のレコード業界、芸能界、プロモーター、人々の暮らしぶりなど興味深い話が聞けただけでなく、ビートルズのメンバーの人柄が分かるようなエピソードも聞くことができました。映像を観ていて松本隆が京都在住であるのに気付いたのと、1966年はまだ郵便番号がなかったことが一番の驚きでした（笑）。あと、ポールが当時使っていたベース用のピックの形状が分かったのもよかったな。思っていた形状と違ったけど（笑）
平日のレイトショーだったので、自分も含めて館内は10人程度。映画の興行的には採算合うのか心配ですが、ビートルズファンであれば楽しめる良い映画だったと思います。
